家事と両立をしやすい専門資格って？

専業主婦として家事や子育てを頑張る中で、少しでも家計の足しにしたいという目的で働きたい主婦が増えています。

一方で仕事をしたいけど、家事や子育てが手がつかなくなるほど忙しい仕事は避けたいと考えている人も多いですし、育児でブランクがあると、そもそも何の仕事ができるのか悩んでしまいがちです。そこで新たに仕事の幅を広げるためにおすすめしたいことが資格を取得することです。

専門的な知識や技術を習得していることを証明できる資格を取得することで、就職活動が有利になりますし、手に職がつく資格もあります。

ここでは主婦におすすめな資格を4つご紹介します。各企業も優秀な人材を積極的に採用したいと考えているため、ぜひ資格を取得してアピールしてください。

◇医療事務

主婦にとって役立つ資格として、圧倒的な人気を誇るのが医療事務です。

医療事務の資格を持っていると、医療機関で受付業務を担当したり、レセプトという専門的な書類を作成することが可能となります。勤務体系も自由度が高く、午前中だけ、週3日だけの出勤など都合に合わせて働くことができる場合が多いです。

医療事務の資格は、主催している団体によって異なりますが、通信教育を活用すると自宅でも受験することができます。合格率も高いことから、どなたでもチャレンジしやすい資格です。合格後は就職先を斡旋してもらえる団体も存在していますので、上手に活用すると就職活動もかなり楽になります。

◇介護事務

医療事務と同様、介護事務も主婦に人気の高い資格の一つで、通信講座でも簡単に取得できます。

介護事務の資格を持っていれば、介護施設で介護報酬請求事務を担当することができるようになります。こちらも、都合に合わせて自由な働き方が実現しやすい職種です。

基本的にはデスクワークが中心となり、ケアマネージャーなどの介護業務を担当する人などのサポート業務を行う場合もあります。高齢化社会が加速していることから、今後は介護業務を行う事業所が増えていくことが予測されますし、事業所が増える度に介護報酬請求事務担当者が必要になることから、今後はますますニーズが高まる職種になるでしょう。

◇歯科助手

歯科医院で医師や歯科衛生士のサポートを行ったり、受付や会計などの業務を担当する際に必須となるのが歯科助手の資格です。

歯科助手は、歯科医師のように患者さんの口の中に触れることができず、歯科医師や歯科衛生士のサポートを行う仕事です。治療のサポート以外では、受付で予約を受けたり、会計処理を行うことが多いです。その他の雑務を担当することもありますが、基本的に難しい仕事内容ではありません。

歯科助手の資格は主催している団体により複数存在しており、学校へ通う場合と通信教育で取得できる場合があります。主婦に人気があるのは通信教育で、自宅でも試験を受けることができるため難易度は低いです。

◇普通自動車免許

普通自動車免許は、その名の通り自動車を運転する際に必要となる資格ですが、取得しておくことで仕事の幅が広がる資格と言っても過言ではないでしょう。

実際、運転免許を取得することで、配達、送迎、移動販売など車やバイクを運転する仕事に就くことが可能となります。食品のルート営業であれば重い荷物を運ぶことも少ないですし、企業にお菓子の販売スペースを提供するオフィスグリコでは主婦が活躍している実績もあるようです。

免許の取得方法としては教習所の講習や合宿免許があります。忙しい主婦に合宿は難しそうと思うかもしれませんが、最近では一時帰宅ができる合宿免許のプランもあり、なんと2回分の往復の交通費を負担してもらうことができます。

実家に子供を預けて、何日かは子供に会いに戻りということもできます。合宿免許であれば集中した講習で約2週間、通学でも1～3ヶ月程度で取得が可能ですし、他の資格の勉強時間と比較しても比較的簡単に取得することができるでしょう。

もちろん、普通免許は仕事以外にもプライベートして役立ちます。車を持っていれば子供とドライブもできますし、遠くにお出かけするにも便利になりますね。

今回は4つの資格を紹介させて頂きましたが、他にもデザイン、食、Webなど分野ごとにさまざまな資格が存在しています。1番は興味のある資格を取得した方が、自分自身が長く働ける職に就くことができるので、じっくり検討してみてください。