子どもが大学進学で実家を離れる場合、1人暮らしのための費用を準備する必要があります。大学生の場合、親は学費や生活費など資金面のバックアップは欠かせませんが、場合によっては学生本人も負担しながら生活を続けることが大事になります。

子どもが親元を離れて頑張ることは素晴らしいですが、親としては初期費用のほかに毎月の生活費は切実な問題です。
どの程度の予算が必要かは住む地域や家庭の事情によって違いはありますが、必ずかかってくる一人暮らしの費用について解説します。

一人暮らしにかかる初期費用の内訳

まずは一人暮らしをする場合、どんな費用に別れているのか、最初にどんな費用が発生するのか順番に見ていきましょう。

賃貸物件の契約費用

一人暮らしをする場合、賃貸物件や学生寮などいくつか選択肢があります。賃貸物件の場合、家賃の6～7ヶ月分といわれているので、家賃が6万円の場合、およそ36～42万円かかる計算です。
学生寮の場合、日本学生支援機構の調べによると、学生寮住まいのほうが年間20万円安いという結果がでています。

引っ越し代

一人暮らしをする場合、引っ越し代も必要です。引っ越し代は運搬する荷物の量、距離によって異なりますが、3～10万円ほどが一般的でしょう。
引っ越しには繁忙期があり、進学・就職・転勤など引っ越しをする人が多い3～4月は、引っ越し代が割増しになったり、予約しづらくなったりするため、注意が必要です。

家具・家電代

一人暮らしを始める場合、家具・家電は必要になります。新調する場合、家具・家電を購入しなくてはなりません。
学生寮や学生マンションのようにあらかじめ家具・家電を備えたところもありますので、費用を抑えたい場合は学生寮や学生マンションも選択肢に入れるとよいでしょう。

一人暮らしにはまとまった費用が必要

大学進学を機に一人暮らしを始める場合、初期費用として60～70万円ほど、プラス生活費や家賃15万円ほどが必要になります。

まとまった金額が必要になるため、どのようにして捻出するのか考えておくことが大切です。
仕送りだけでまかなえるのか、アルバイトしてもらうのかなど、早い段階から計画を立てておきましょう。

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